８月２７日（火）古川警察署の方をお迎えして，教職員「不審者対応訓練」を実施しました。警察の方が不審者役となり，迫力のある不審者役の言動に対応する教職員の訓練となりました。
　今年の訓練の様子は，校舎内に不審者役が侵入したところに男性職員が駆けつけ，不審者役の言動に対して，臨機応変に対応していました。もちろん打合せはしていないため，不審者がどんなことを言ってどんな行動を取るのか分かりません。対応した職員は不審者役に話を聞こうと声掛けしても声を荒げに今にも暴れそうな状況になったので，警察に通報しました。その間に男性職員は興奮状態で暴れている不審者役を刺股や椅子を使って，刃物を振り回している不審者役を取り押さえました。訓練とはいえ，不審者役も職員も本気のやり取りだったので，実践に近い不審者対応の行動となりました。
　訓練後の研修で学んだことは，状況にもよりますが，不審者を捕まえることが目的ではなく，安全の確保が最優先ということです。児童を不審者のいる場所からできるだけ離れた場所に避難させることが安全を確保する最も大事なことになります。
　昨今，宮城県を含め学校に不審者が侵入した事件は後が絶えません。このような時代だからこそ，不審者対応訓練は，不審者の侵入が考えられるいろいろなパターンを想定して行う必要があると考えています。（昨年は昇降口付近，今年は裏口から校舎内に侵入したと想定して設定場所を変えて訓練しています。）松山小学校は敷地内にどこからでも入れる状況ではありますが，校舎内に簡単に侵入してこれないよう，全職員で防犯に対する意識を高くして取り組んで参ります。