校章・校木・校歌

《校 章》 校歌の一節に「かしわの緑 稲の穂に,若き命の幸ありて」とあ るように,「かしわ」の葉の中に「稲穂」をあしらい,その中心に 「古中」の二文字を浮き立たせているのが,我が校の校章である。 昭和23年に制定された。 「稲穂」はササニシキの発祥の地,大崎耕土の中心に位置し,歴 史ある伝統校として光彩を放つ姿を象徴し,「かしわ」は晩秋多く の木々が落葉しても,春に新芽が芽生えるまで落葉せず,よく風雪 に耐えて立っており,まさに後輩を助け導き,伝統と歴史を伝え,新しいものを創造して いこうとする先輩の尊い愛情と連帯と協力のもと,力強く生きる古中健児の姿を示唆して いる。 生徒は校門の脇のかしわの木を朝な夕なに仰ぎながら通学する。

《校 木》 校門を入って正面,体育館の前に,樹齢50~60年にもなろう か,桜の木々にまじって一本の褐色の木が立っている。これが校木 かしわ」である。 昭和23年の制定から長い年月,朝な夕なに生徒たちの姿を見守 り続けてきたことになる。 「かしわ」は落葉樹であるが,枯れても冬の厳しい風雪に耐え抜 き,春に新芽が芽吹くまで落葉しないという特性を持っている。こ の特性にあやかり,歴史と伝統を正しく受け継ぎ,「質実」「剛健」 の気風を持って輝かしい校風を作り出していってほしいという期待 を込めて「かしわ」を校木に制定したものである。 「かしわの緑 稲の穂に … 」と校歌に歌いこまれており,学校生活の折々に歌唱し ては,その精神の高揚を図るというように努めている。 校地の周辺には,桜といちょうが植裁されており,四季に渡りいろどりをそえてくれる。 校 門 か ら 玄 関 に 続 く プ ー ル 脇 の 植 え 込 み や 校 舎 前 の し た た る よ う な 木 々 の 緑 は 十 数 年 前 に,保護者,教師,そして生徒が手を取り合って作り上げたものであり,それらは生徒た ちに安らぎを与え,憩いの場ともなっている。