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10/22雑感8_POSTコロナ時代の授業①

来年度,G‐Suite構想による授業が開始されれば,
Т:みなさん,タブレットを開いて,Google Meetを立ち上げてください。お家にいるみなさんも準備はできていますか。
こんな風にして,授業が始まることになるかもしれません。先生の前には,在宅学習をしている児童の顔が表示されたモニターと先生や電子黒板を写すカメラがあり,教室の児童の机にあるのは,タブレットのみ。先生は,手元のタブレットを操作して,デジタル教科書をめくっていきます。
T:(在宅の)Aさん,問題2を読んでください。ほかの皆さんは,大事なところをハイライトさせましょう。
T:自分の考えを(タブレットの)ノートに書いてください。
全児童のノートが,モニターに表示される。先生は,何名かを抽出して,説明させる。児童は,タブレットに映されたノートの記入内容を見ながら,発表を聞き,Google Meetを通して意見交換する。
来年度,市内各校で行われる研究授業は,それが何の教科であれ,多かれ少なかれ,上のようなもの(あるいはそれに近いもの)になると思われます。コロナ時代の授業は,「ハイブリット型授業」が主流になるでしょう。
私は,アナログとデジタル,対面とリモートを有機的に統合した授業をハイブリット型授業と呼んでいますが,GIGAスクール構想が本格始動する来年度,教室の中には,タブレットと電子黒板,電子教科書が入り込んできます。ノートがタブレットに,チョークはタッチペンに代わり,これまでの授業の「普通」が変わってくるのです。児童が自分の考え方を書いていた発表用のホワイトボードは無くなり,発表はGoogle Meetなどになるでしょう。グループ学習やペア学習も対面ではなく,タブレットを通したものになります。つまり,同じ教室にいながら,対話はリモート的になっていくのです。教師の机間指導は,モニター上で行われ,適応問題やテストもオンライン。これまで,私たちが「普通」と思ってきた授業のかたちは大きく変化することになります。