10/22 雑感7 ずっと続くWithコロナ
ずっと続くWithコロナ
コロナウイルスは,これからもずっと私たちの周りにあり続けるでしょう。ウィズ・コロナはずっと続くのです。
例え,有効なワクチンが開発されたとしても,それが全国民に接種されるには,3,4年はかかると思われますし,全世界となれば10年かかっても無理だと思います。もしかしたら,新型インフルエンザのように,いつしか風邪の一種になっていたり,SARSやMARSのように何となく無くなったが,ワクチンはできなかったりするのかもしれません。はっきりしているのは,私たちは,これからもコロナウイルスがある世界で生きていかなければならないということです。
地球温暖化による気候変動で,未知のウイルスや無くなったはずの細菌やウイルスが出現するリスクは年々高くなっているとのことです。永久凍土が溶け出すことによってトナカイの死骸から炭そ菌が漏れ出し,多くの村人が感染した事件がすでに起きており,ロシアでは天然痘で亡くなったロシア人がそのまま埋葬されていることを恐れているという話もあります。また,今回のコロナウイルスは,コウモリが原因であることは,ほぼ確かになってきたようですが,そのコウモリも生息域を変え,様々な病気を媒介しているようですし,伝染病と言えば蚊ですが,温暖化はその生息域をどんどん広げています。私たちは,これからもウイルスパンデミックの恐怖から逃れることはできないのでしょう。
ところで,ウイルスって何ですか。と子供に聞かれたとき,あなたはどのように答えますか。
ある大学の先生は,「真菌はわれわれと同じ多細胞生物、バクテリアはその体の一つの細胞が飛び出して独立して生きているもの。そしてウイルスは、その細胞の中の遺伝子が細胞から飛び出て“独立”したようなもの。」と教えるそうです。学術的には『ヌクレオキャプシド(nucleocapsid)』と呼ばれていて、遺伝子である核酸(DNAやRNAの総称)をキャプシドと呼ばれるタンパク質の殻が包み込んで粒子を作っているものとされています。
私的には,「アプリの入ったUSBメモリ」をイメージしてしまいますが,ウイルスはウイルスだけでは,何もしないしできもしない。アプリがパソコンやスマホの中に入ってはじめて動き出すように,ウイルスも細胞の中に入ることで,はじめて動き始めるのです。
われわれの根本であるヒトゲノム(人間の遺伝情報)の45%が、「ウイルス」や「ウイルスのようなもの」で構成されていることが示されており,「ウイルスがいたからこそ人間はここまで進化できた」とも言われています。だからと言って,人の半分がウイルスだとは言いませんが,人はここまで進化してくる過程で,常にウイルスを取り込み,その影響を受けてきたことは確かでしょう。ですから,コロナウイルスもいつしかヒトゲノムの中に取り込まれ,私たちの一部になっていくのかもしれません。
何百年後か何千年後か,人類が新たなウイルスによるパンデミックに見舞われたとき,その抗体をつくり出すシステムには,今回のコロナウイルス役立っているのかもしれませんね。世界は分からないことだらけです。
コロナウイルスは,これからもずっと私たちの周りにあり続けるでしょう。ウィズ・コロナはずっと続くのです。
例え,有効なワクチンが開発されたとしても,それが全国民に接種されるには,3,4年はかかると思われますし,全世界となれば10年かかっても無理だと思います。もしかしたら,新型インフルエンザのように,いつしか風邪の一種になっていたり,SARSやMARSのように何となく無くなったが,ワクチンはできなかったりするのかもしれません。はっきりしているのは,私たちは,これからもコロナウイルスがある世界で生きていかなければならないということです。
地球温暖化による気候変動で,未知のウイルスや無くなったはずの細菌やウイルスが出現するリスクは年々高くなっているとのことです。永久凍土が溶け出すことによってトナカイの死骸から炭そ菌が漏れ出し,多くの村人が感染した事件がすでに起きており,ロシアでは天然痘で亡くなったロシア人がそのまま埋葬されていることを恐れているという話もあります。また,今回のコロナウイルスは,コウモリが原因であることは,ほぼ確かになってきたようですが,そのコウモリも生息域を変え,様々な病気を媒介しているようですし,伝染病と言えば蚊ですが,温暖化はその生息域をどんどん広げています。私たちは,これからもウイルスパンデミックの恐怖から逃れることはできないのでしょう。
ところで,ウイルスって何ですか。と子供に聞かれたとき,あなたはどのように答えますか。
ある大学の先生は,「真菌はわれわれと同じ多細胞生物、バクテリアはその体の一つの細胞が飛び出して独立して生きているもの。そしてウイルスは、その細胞の中の遺伝子が細胞から飛び出て“独立”したようなもの。」と教えるそうです。学術的には『ヌクレオキャプシド(nucleocapsid)』と呼ばれていて、遺伝子である核酸(DNAやRNAの総称)をキャプシドと呼ばれるタンパク質の殻が包み込んで粒子を作っているものとされています。
私的には,「アプリの入ったUSBメモリ」をイメージしてしまいますが,ウイルスはウイルスだけでは,何もしないしできもしない。アプリがパソコンやスマホの中に入ってはじめて動き出すように,ウイルスも細胞の中に入ることで,はじめて動き始めるのです。
われわれの根本であるヒトゲノム(人間の遺伝情報)の45%が、「ウイルス」や「ウイルスのようなもの」で構成されていることが示されており,「ウイルスがいたからこそ人間はここまで進化できた」とも言われています。だからと言って,人の半分がウイルスだとは言いませんが,人はここまで進化してくる過程で,常にウイルスを取り込み,その影響を受けてきたことは確かでしょう。ですから,コロナウイルスもいつしかヒトゲノムの中に取り込まれ,私たちの一部になっていくのかもしれません。
何百年後か何千年後か,人類が新たなウイルスによるパンデミックに見舞われたとき,その抗体をつくり出すシステムには,今回のコロナウイルス役立っているのかもしれませんね。世界は分からないことだらけです。