「マスク，手洗い，思いやりの距離（ソーシャルディスタンス）――新型コロナウイルス感染症の拡大を心配し，感染予防の対策に追われ続けた１学期が終わりました。保護者の皆様，地域の皆様には，新型コロナウイルス感染予防対策のための様々な取組や措置に対し，快く御協力いただきましたことに衷心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
　延長を繰り返すことになった臨時休業のため，実質６月から始まった１学期は，いつもとは違う「特別な学校生活」になってしまいました。登校時は昇降口での健康観察と検温の確認，何かするたびに行う手洗い，エアコンをかけていても開け放っていた教室の窓，一日中着け続けなければならないマスク等々，子供たちは，コロナ禍のいつ終わるとも知れない「特別な学校生活」に耐え続けなければなりませんでした。また，新型コロナウイルスは，学習内容や学び方も変えました。音楽の時間から歌や合奏が消え，体育の時間からはボールゲームや水泳がなくなり，家庭科の調理実習もできなくなってしまいました。本来行われるはずの学びの多くが３密を避ける「新しい生活様式」の下ではできなかったのです。
　しかし，このような状況の下でも子供たちは「新しい生活様式」の決まりをしっかりと守り，日々の学習に精一杯取り組んできました。いっぱいいっぱい我慢してきた子供たち，心の底から褒めてあげたいと思います。「本当によく頑張ったね。」
１０月１４日から始まる２学期も，状況はほとんど変わっていないでしょう。「新しい生活様式」の下での学校生活は当分続いていくと思われます。しかし，全校が一つになって成し遂げた運動会のように，一人一人が頭を使って工夫して，今できることを精一杯していけば，大きな成果が得られるはずです。宮沢小学校として残された半年，全児童・全教職員が心を一つに頑張っていきますので，引き続き御支援くださいますようお願い申し上げます。