今日であの日から，ちょうど２年が経ちました。「平成２３年３月１１日午後２時４６分 」忘れることのできない日です。東日本大震災。
　当時真山小学校では，卒業式を前に全校でワックスがけを行っていました。その最中にあの地震が起きたのです。これまで経験したことのないような大きな揺れを感じました。幸い子どもたちや先生方にけがなどはありませんでした。しかし，体育館が「危険」，東校舎は「要注意」の危険度判定を受けました。その後，体育館の災害復旧工事や東校舎の大規模改修工事を経て，今では被災からほぼ完全に復旧し，いつもと変わらない学校生活が戻ってきています。
　しかし，いまだ友達や家族を失った人たちの悲しみは深く，沿岸部ではいまだに他の学校を借りて授業をするところもあります。ふるさと宮城の復興への道のりはまだまだ遠いところにあります。
　私たちは、この震災で大きな悲しみと苦しさを経験しました。しかし同時に，人と人との絆や優しさ，さまざまな支援に感謝の気持ちを思い起こさせてもらいました。
　この東日本大震災を経験した私たちだからこそ，輝く未来を信じ，前向きに力強く歩むために，これからも人と人の絆や優しさ，感謝の気持ちをもち続けていきましょう。
　最後に，そんな思いを込めて「心ひとつに～夢と希望と決意をもって～」を歌いましょう。歌の力でふるさとを元気にしましょう。