いのちの授業
どんな病気になっても,命ある限り,今を共に生きることを大切にしたコミュニティ緩和ケアの学習を4年生以上の総合的学習の時間に行いました。
劇の想定はこうです。「30代のお母さんは,がん手術後に再発しました。お母さんは抗がん剤治療を途中で断念し,ふたりの子どもたちと共に両親の元へお世話になります。訪問診療を受けながら,お母さんはひたすら両親や子どもたちに心をかけるのですが,とうとう歩けなくなってしまいました。そんなお母さんのために仕事をやめたおばあちゃんが,今年のクリスマスを孫たちと一緒に開きたいと言い出します。子どもたちはいろいろ考えて”サンタさんへ”と手紙を書き,主治医の先生に渡しました。そして,とうとうクリスマスの夜がやってきました・・・・・・・・。」
当日は,穂波の郷クリニックの院長先生はじめほなみ劇団やボランティアスタッフの方々に参加していただき,参加型の劇形式で学習が進められました。子どもたちはお母さんのことを一生懸命に考えながら,家族と共に過ごすことの温もり,家族の大切さを学びました。