◎　大崎地方は，日本一と言われる「ササニシキ」や「ひとめぼれ」を産出し，農業・工業が盛んな地域である。平成１８年３月３１日に，旧古川市を中心とした１市６町が合併して誕生した大崎市は，県北の中心都市として発展を続けている。
◎　本校は，旧古川市の中心地ニノ構地内にあり，市指定の城跡である。この地には，室町時代に大崎氏が開城したと伝えられており，その後，伊達政宗の重臣鈴木和泉守元信の居城となった所である。校庭の樹齢３００年の大銀杏は，昭和５４年３月の強風で倒壊したが，その後，根元より芽が伸びて力強くたくましく成長している。
◎　学区は，旧古川市の中心地を占めており，自営業・公務員・会社員が多く，学校教育に対する深い理解をもっている。
◎　大正デモクラシーの提唱者吉野作造博士は，本校の卒業生である。昭和４８年に設立された本校同窓会への入会式は今なお続いており，同窓会員は３万５千人を超える。同窓会では，「路行かざれば到らず事為さざれば成らず」という吉野博士の言葉が書かれた記念品を卒業時に贈呈している。