(2)複式単元構成モデル
渡りの授業を基本として,①単元全体で渡りを行う型,②学年毎に担任が行う授業と,自力解決型の授業を交互に行う型,③①と②との併用型の,3つの型に編制した。その教科や単元の内容に合わせて授業を行っていく。
1)渡り(ずらし)型授業 ※「渡り」:担任が2つの学年を行き来しながら指導すること
○鬼首式授業サイクルを複式学級の渡り(ずらし)型に取り入れる。
○各段階において,担任が各学年を渡り,指導を行う。
○課題の提示,自力解決,発表,練り合い等の各場面でICT機器を効果的に活用する。
・課題の提示や自力解決を支援するための電子黒板の活用
・適用問題の充実を促すためのタブレットPCの活用
・自分の考えを発表し,練り合いを支援するための実物投影機の活用
・児童の考えを可視化し,練り合いを進化させるための電子黒板とタブレットPCの活用
2)学年毎に行う自力解決型授業
○担任は,1の学年を中心に指導する。
・1の学年の指導の充実を図るために電子黒板,実物投影機を活用して授業を行う。
・デジタル教科書等を活用して,指導の充実を図る。
○2の学年は,前時の学習をもとに,児童だけでの自力解決型学習を行う。
・1の学年を担任が指導している間,2の学年は,電子黒板や,タブレットPC等の支援による,自力解決型の自習を行う。
・問題解決型学習や,タブレットPCによる個別の繰り返し学習を行う。
3)併用型授業
○渡りの授業を基本としながらも,小単元のまとめなどに自力解決型授業を取り入れる。